認知症ケアの秘訣を伝授!

長年の現場での経験や事例を通して、“認知症ケアの秘訣”を伝授!

認知症タイプ別の適切なアプローチ、BPSDを抑える接し方などが学べる

認知症高齢者医療を専門に従事した講師が認知症ケアのすべてをお伝えします!

11/16(土)名古屋で認知症ケアマスターが開催されました。本セミナーは、20年以上にわたり高齢者のための総合的施設群の中心である福祉村病院で認知症高齢者医療に従事した講師が、3回の講義を通して、その経験や症例の中から得られた実践的根拠や認知症ケアのエッセンスをすべてお伝えします。多くの医療現場で認知症患者さんへの対応に悩まれているかと思いますが、認知症患者さんへの対処・看護をまるごと学習できます。

認知症患者さんのBPSD(周辺症状)に悩むことが多くありませんか?

今回の第1回は、各認知症の種類と特徴、BPSDへの対処、認知症タイプ別の接し方について、介護・看護職の方でもわかりやすく学習できます。BPSDへの対処のポイントについては、事例を中心に話を進めるので、参加者の皆さんもご自身の身近な経験を想像しながら理解を深められるのではないでしょうか。せっかくですので、ここでは講義の内容の一部を少しだけ紹介します。たとえば、皆さんも次のような事例に遭遇したとき、どうしたらよいか、考えてみて下さい。

貴重品がなくなった、誰かが盗んでいったと訴える、
 もの盗られ妄想の認知症の患者さん。どうするのがよいでしょう?
1.一緒になってなくなった貴重品を探す
2.またどこかに置き忘れたり、妙な場所にしまったりしたに違いないと本人に注意して、自分で探せと言う
3.現実にはありえない、とんでもない訴えに関わっている時間はないので無視しておく
4.貴重品が気になるのは他に気にすることがないためなので、毎日の生活の仕方を見直す
5.貴重品がなくても幸せに生きていけると感じるられる生活をしてもらう

生活環境が患者さんにとって快適ならBPSDはみられない

上記のような事例を通して、BPSD改善の道筋をお話していきます。
たとえば、日々不安やストレス、心配ごとが多い、することがなくてボーっとしている、でかけることもなく引きこもりがちといった生活をしていると、貴重品やお金、通帳ばかりが気になって仕方がないということになる可能性もあります。そこで、職業人としては、
アクティビティプログラムを実施したり、不安や心配をする時間的なゆとり、ストレスなどを与えないような日々の生活環境を整えたりしていけば、もの盗られ妄想は現れなくなるのです。

ほかにもBPSDへの対処、改善の道筋が盛りだくさん!

「同じことを何度も繰り返し尋ねる」「すぐ怒る」「勝手に出て行って帰らない」「暴言を吐く、暴力を振るう」「好きだったことをしなくなる」など、さまざまなBPSDへの対処と改善の道筋を解説します。
また、第2回はより現場の看護職の方向けに認知症高齢者の身体状態の見方や急変時の基本対応、第3回は認知症の原因疾患別、重症度別のケアや薬剤、精神科領域の疾患について解説します。

セミナー

「認知症ケアマスター
福岡地区:
【第1回】2020年2月9日(日)
【第2回】2020年3月8日(日)
【第3回】2020年4月19日(日)
 会場:日総研 研修室(第7岡部ビル)

東京地区:
【第1回】2020年5月16日(土)
【第2回】2020年6月13日(土)
【第3回】2020年7月11日(土)
 会場:LMJ東京研修センター

仙台地区:
【第1回】2020年5月17日(日)
【第2回】2020年6月14日(日)
【第3回】2020年7月12日(日)
 会場:ショーケー本館ビル

時間:いずれも10:00~16:00



【参加者の声】
・施設の利用者が訴えていたのと同じような症例もあり、その対応策や原因・理由など多様な考え方を教えてもらえました。それらに気づき観察しなければいけないことを知ることができ、今後のケアに生かせそうです。

・認知症の種類とかかわり方がよく理解できました。アルツハイマー型とレビー小体型、それぞれの認知症の違いが理解しやすかった。

BPSDを減らす環境づくりがいかに重要かが理解できました。認知症患者さんにも感情はあるため、患者さんが楽しいと思える場面を少しでも作れるようにしたいと思います。

・グループホームに勤務していて急変時への対応や認知症へのケアを学びたかったため参加しました。介護職でも分かりやすい内容でした。参加してよかったです。

・専門的な講義を分かりやすく説明していただき、理解しやすかった。急性期病棟で勤めていますが、今後役立てていきたいと思える内容でした。

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