排泄ケアの見直しと底上げを!

食事や入浴と違って排泄は待ったがきかない生理現象。
また排泄の失敗は、その人の生活意欲に大きなダメージを与えがち。

そのため、多くの施設では「排泄最優先の原則」ということでケアが実践されていることでしょう。

しかし、施設の入所者が在宅復帰を目指すときに、
排泄が自立していないことでそれが困難になっていることが少なくないようです。

そういった背景から、排泄にアプローチして、
在宅復帰が可能になるよう排泄支援に取り組んだ施設にはインセンティブを付与する仕組みとして2018年度の介護報酬改定で施設系に新設された排せつ支援加算。

算定のためには次の要件をチェックする必要があります。
・認定調査票の項目を用いて排泄状態を評価しているか
・排泄の6カ月以内の自立見込みを医師及び適宜医師と連携した看護師が報告を行い判断を行っているか
・各種排泄ガイドラインを用いて分析し排せつ支援計画書を作成しているか
・計画作成を作成した者が、利用者に説明し希望等を確認しているか
・計画終了後に排泄の状態を評価し記録し総括しているか

いろんなハードルはありますが、クリアしていくことで皆さんの施設の排泄ケアの見直しと底上げにつながることでしょう。

介護現場で行われるおむつの交換…。
「これは排泄ケアというより単なる後処理。
もちろん大切な行為ですが、その先におむつ以外の排泄方法を探ることまで考えるのが排泄ケアになります。
しかもそちらの考え方の方が毎日の中に気づきと発展が見えてくるし利用者さんの反応も変わるはず!
なので日々が楽しくなりますよ」
自身のブログでそう語るのは、
DASUケアLAB 代表の大関美里氏。


セミナー

入所者一人ひとりに合った
排泄ケアの最善策12の実践ポイント
・大阪地区:2020年4月19日(日)
・東京地区:2020年5月17日(日)
・名古屋地区:2020年6月21日(日)



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